右卍文字は、1935年にドイツ国旗となったマーク。
元は、密教やヒンドゥー教の右まんじ「卍」=幸福のシンボル、という意味を持ち、
日本の地図ではお寺を意味するマークなのだが、
現在、
ナチスがこのマークをシンボルとして掲げた事により、
もはやナチスしか思い浮かばないマークになってしまった為、
いろんな国で卍マークは法律上使用禁止となっている。
ナチスのマークとして卍を取り上げたのは、
ドイツの考古学者がトロイの遺跡の中で卍を発見し、
卍をインド・ヨーロッパ語族(※アーリアン学説)共通の宗教的シンボルと見なした為である。
※アーリアン学説
インド・ヨーロッパ語族の祖先は、アーリア人であるという学説。
アーリア(aryan)はサンスクリット語で「高貴な」を表す言葉。
この学説がのちの優生学に繋がって行くものと考えられる。